2016年9月4日

女性特有の症例

女性特有の症例をいくつか紹介します。

生理痛

5子宮は子宮筋という筋肉でできており、その内側を子宮内膜という膜で、裏打ちされています。
この子宮内膜は、約1ヶ月のサイクルで増殖、分泌、剥離を繰り返します。つまり、受精卵が着床しやすいように増殖し、粘液を分泌し、着床しないと子宮の内側から剥がれ落ちて、膣から体外に排出されます。これが、生理(月経)です。
生理中は、子宮が収縮してポンプのような働きをすることによって、剥がれた子宮内膜と血液を身体の外に出しています。この子宮を収縮させる働きをするのが、プロスタグランジンというホルモンで、この分泌量が多かったり、子宮筋のけいれんで生理痛が起こります。
神経とホルモンの亢進で、子宮の筋肉が過度に緊張するからです。カイロ施術では、歪んだ骨盤を調正し、仙骨の可動性を改善させることによって、神経の興奮を落ち着かせ、骨盤内の血液循環を改善し、生理痛を快方へ向かわせることができます。

冷え性

現代では、女性の半数以上が冷え性をかかえているとも言われるほど、「冷え性」は女性の悩みの種となっているのが現実です。
そもそも冷え性は、ホルモン分泌のバランスが崩れ、その影響で血管の収縮と拡張を調整する、人間が本来持っている体温調節機能や自律神経の働きが乱れることによって、末端の毛細血管まで血液が循環しなくなるために起こります。
また、男性より女性に冷え性が多いのは、男性に比べて体温が低いこと、皮下脂肪が熱を通しにくいという性質を持っているためです。
皮 下脂肪が厚ければそれだけ保温性にすぐれているのではないかと思いがちですが、実は皮下脂肪の血管は細くて少ないために、保温という面では逆の作用をする のです。カイロ施術では、血液の循環を滞らせている土台ともなる、骨盤の歪みを正常化させ、身体の末端部まで血液を巡らせて新陳代謝を活発にすることで、 末梢神経の働きや、ホルモンのバランスの崩れを取り戻していきます。

更年期の悩み

閉経年齢近くになると、一時的に卵巣と脳下垂体のホルモンの失調状態が起こり、これに自律神経失調状態が加わるため、肉体的、精神的にさまざまな症状が 現れます。肉体的には頭が重い、頭痛、疲れやすい、肩こり、腰痛、めまい、動悸、冷え、熱感、のぼせ、発汗などがあり、これらさまざまな症状は総合して” 不定愁訴症候群”と呼ばれています。不定愁訴には個人差がありますが、肉体的トラブルよりはむしろ、精神的な不安定が肉体的な症状をさらに悪化させる傾向 にあります。
しかし、老化によって血管自体が老朽化し、血液の循環が悪くなっているため、身体全体の歪みを整え、歪んで緊張を強いられていた筋肉や神経血液の機能低下を取り除くことで、解消へ導きます。

便秘

1便秘には3タイプあり、弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸型機能性便秘、があります。弛緩性便秘は、比較的体力があっても大腸の蠕動運動が活発に行われな い人や、年齢とともに大腸の働きが衰えたために起こるものです。腸への刺激が弱まっているので、出てきた便はコロンと固いのが特徴です。
また、けいれん性便秘は虚弱体質の人に多く、大腸の動きが活発すぎるために腸管がけいれん状態になり起こります。小さくてコロンとした便が特徴です。
女性に多いのが、直腸型機能性便秘です。外出の機会が多い女性はとくに、便意があっても我慢をしたり、こうゆうことが度重なると、便が直腸に達しても正常な排便の刺激とはならずに、それがいつしか常習のものになって起こることが多いのです。
いずれの場合も大腸の蠕動運動が機能低下し、直腸を支配している自律神経の働きが低下するために便秘を引き起こしているのですが、便秘が長期化した場合はそれが体内に吸収されてしまい、血液が濁るのです。
女性の場合はとくに、生理時や更年期などに便秘をともなうことが多いことでもわかるように、婦人科系臓器と密接な関わりをもっています。カイロ施術では、 骨盤が歪むことによって起きる、骨盤内臓器の変形、圧迫による血行障害、それにともなう各器官の機能低下などを改善に導きます。

産後の腰痛

妊娠中に女性の骨盤は「リラキシン」というホルモンの影響で緩んだ状態にあります。とくに、産道を確保するために、骨盤の中でも、恥骨結合や骨盤の後方にある
仙腸関節は、とても緩みやすい状態になっています。
これらは、非常に強い靭帯で支えられていますが、妊娠出産により、関節が緩くなり、バランスを失い、腰痛の原因になります。
また、出産後は赤ちゃんのおんぶやだっこなど、育児を中心とした生活になり、
環境がかなり変わりますから、産後で体調が調っていない上に育児をこなさなければならないストレスも負担になります。
また、出産によって骨盤の底にある筋肉が緩んでいるため、適切なエクササイズで治療を行わないと、咳やくしゃみで失禁したり、慢性的な腰痛になったりするため、ケアが必要といえるでしょう。

みぞおち・背中の痛み

2背中やみぞおちの痛みには、さまざまな種類の痛みがあります。
痛みの原因も、肉体労働による筋肉の痛み、内臓からくる痛み、神経由来の痛みなどさまざまです。
背中の痛みの原因については、背骨を支える筋肉の緊張、椎骨、肋骨などの歪みなど筋骨格系からの痛みが多いです。背中が痛い、重苦しい、だるいなどの症状 は、長時間無理な姿勢を続けたり、運動不足、無理な姿勢、急激な負荷などにより、背中の筋肉が疲労して硬直し、痛みが出ます。
また、ストレスや飲みすぎ、食べすぎ等で内蔵機能が低下し、筋肉が硬化することもあります。
背中の痛みは、胃、肝臓、腎臓、大腸などの消火器系だけでなく、心臓病や胆石症でも起こりますので、原因が分からない痛みは、「ただ疲れただけ」などとそのままにせず、早めに対処されるのが良いでしょう。

排卵痛

排卵痛の症状とは、排卵に伴って下腹部の痛みや、出血が起こることです。
排卵痛の症状は、人によってさまざまで症状があまりない人もいれば、耐えられないような激痛や腰痛に悩む方もおられます。
特に、出産してからひどくなる方もいますが、出産により骨盤が歪み、それが影響して腰痛が出たり、卵巣機能が低下すると同時にホルモンバランスも低下して、ひどくなる場合があります。
卵巣や子宮は、骨盤の中に包まれておさまっている臓器ですから、骨盤の歪みは卵巣や子宮の働きに影響しますし、それらを支配する神経の根元に歪みが生じれば、神経伝達が悪くなり機能低下してしまいます。
仙骨と卵巣・子宮とは深い関わりがありますので、骨盤のねじれを改善させることは、排卵痛の改善に効果的です。また、日常生活のストレスの影響もありますから、日々の安定した生活を送ることも大切です。

かかとの痛み

幼少期や学童期によくかかとの痛みが出ることがあります。
運動量に骨の成長が追いつかず、ふくらはぎの筋肉の力で、かかとの骨が引っ張られることを繰り返し、炎症をおこします。この症状はかかとの骨の不安定さが原因と考えられます。
足が着く度に、かかとの骨がぐらぐら揺れることで、かかとの筋肉の付着部はさまざまな方向に引っ張られることになります。かかとが不安定になる原因とし て、捻挫が考えられます。捻挫は外から見ただけではなんの傷跡もありませんが、何度もぐねりを繰り返していると、くるぶしの外側や内側の靭帯が傷ついてい き、かかとが安定感を失ってしまうのです。また、土踏まずの痛みは、うつ伏せ寝の習慣によって、足の先の骨が外側に傾いたり、女子では横座りをすることによって、外側にずらした足のかかとが外側に傾いたりと、日々の習慣が影響を及ぼしていることが少なくないのです。ハイアーチの傷みは、外見は正常でも、アーチを作っている関節が硬いために、クッションの動きがないため、筋疲労を起こしやすくなります。
当院の施術では、足のアーチを作っている関節に動きをつけ、かかとの骨を正常化させ、体重移動が自然に行えるようにサポートさせていただいています。